ソイスポ2019 「成らぬは人の為さぬなりけり」③

皆さん、こんにちは!シモケンです!!
今日はデフビーチバレーボールと車いすマラソンの二つの体験交流会を紹介していきます。

ビーチで広がる交流の輪!!

10月5日(土)デフビーチバレーボール体験交流会の当日は雲ひとつない最高の天気に恵まれました。協力してくれるのは一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会(DBVA)の牛尾洋人代表理事、三浦早苗選手、竹村徳比古選手の三名です。場所は餅ケ浜海浜公園のビーチです。体験会の直前に不思議な出会いがありました。ラグビーW杯の試合観戦しに来たオーストラリアの青年7人組です。たまたま別府の街をサイクリングしていた彼らとビーチバレーで楽しく交流しました!これぞスポーツの力と実感した瞬間でした。

さて開会式を終えると、みんなで輪になってストレッチ。次はみんなの緊張をほぐすためのリレー。ビーチバレーボールをタスキとして繋ぎます。慣れない足場で子どもから大人まで懸命に走る姿が印象的でした。そして本格的にビーチバレーに挑戦。パスやレシーブ、トス、サーブ、アタックなどを三浦選手と竹村選手が手話やジェスチャーを交えながら丁寧に教えてくれました。砂に足を取られたり、風でボールの目測を誤ったりとビーチバレーの洗礼を受けながら、最後には試合までやりました。笑顔がたくさん見られました。体験会のあとは2021年デフリンピックをめざす選手たちを囲んでプチ座談会。選手たちと参加者の距離が縮まりました!

当日の一般の参加者は30名、協力団体は3名、運営は11名で総参加者は合計44名でした。そのうち障がいを持った方は23名で、聴覚障がいの方が多く参加してくれました。メディアは今日新聞、わくわくとんぼテレビの地元メディア2社が取材に来てくれました。前回よりも一般参加者が増え、聴覚障がいの方も多く参加してくれたのが収穫でした。

※DBVAが6月16日からスタートさせたクラウドファンディングを紹介させてください!来年ブラジルで開催されるデフリンピックに出場するために1人でも多くの方のご支援が必要です!下記URLをチェックしてください。ソイスポはこれからも三浦選手や竹村選手のことを応援していきます!!
https://www.makuake.com/project/deaf-sports/

レーサーで風をきる!!

10月26日(土)車いすマラソン体験交流会も晴天の中で餅ケ浜海浜公園の桟橋にて行われました。協力してくれるのは現役のプロ車いすアスリートの廣道純さんです。まず廣道さんからレーサーの乗り方や漕ぎ方の簡単な説明を受けました。「常に前傾姿勢を保つように。少しでも重心を後ろにしたら転倒するから気をつけるんやでー」ほとんどの方が乗ったことがないので、興味津々に耳を傾けていました。そして廣道さんの実演の時間です。上腕の筋肉のたくましさと綺麗なフォームに参加者は目を奪われました。

さあ次は参加者一人一人が体験する番です。レーサーは合計3台で、1台は固定してスピード測定用に、残り2台は参加者の体験用に。3台とも廣道さんの私物で、なんとそのうちの1台は実際に大会で廣道さんが使用する本物です。「乗れるなんて幸せだなぁ」と参加者が思っている一方で、運営サイドの私は「壊れたらどないしよー」と内心ヒヤヒヤでした笑
そんな心配をよそに参加者は思い思いにレーサーを漕いで心地よい風を楽しんでいました!

当日の一般の参加者は25名、ゲスト講師1名、運営は11名で総参加者は合計37名でした。そのうち障がいを持った方は17名でした。メディアは毎日新聞の一社が取材に来てくれました。毎回の体験交流会で参加者の笑顔がありますが、特に今回は一人一人の表情から楽しいという気持ちが溢れ出ていました。

参加者の声

① 赤野 和久さん
デフビーチバレーと聞いて、正直最初はどんな競技なのかピンとこない部分がありました。でも音のない世界で手話やアイコンタクトなどを駆使してプレーする選手たちを間近で見て、お互いの動きや思いを感じ取る力の凄さを体感しました。日頃見るバレーボールとは違った魅力がありました。ソイスポに参加するまでは障がい者の方と一緒にスポーツをするというイメージが湧かなかったのですが、実際にお互いが協力しあってプレーするうちに、スポーツだからこそ味わえる一体感や達成感をみんなで感じることができました。

② 副田 ゆうかさん
今回初めてデフビーチバレーボールの体験会に参加しました。プレー中にアイコンタクトや手話で仲間とコミュニケーションを取っていることを聞き驚きました。ソイスポでは、障害の有無に関係なく互いに助け合いながらスポーツを楽しむことができます。普段障害のある方と接する機会の少ない人でも気軽に参加し、交流することができます。このようなイベントがこれからも増えていけばいいと思います。

③ 得丸 詩生さん
初めて車いすレーサーに乗りました。乗ってみて、ハンドルが重くてなかなか思うように動かせなかったし、長時間同じ姿勢でいると腰に負担かかるし、たくさん腕を使うので、結構大変だなって思いました。それでもとても楽しい時間でした。廣道さんが持ってきてくれたシドニー大会とアテネ大会のパラリンピックのメダルを触ることができて感激でした。手話通訳者が丁寧に通訳してくれたので内容もわかりやすく良かったです。とても貴重な体験でした。

④ 竹元 有紀さん
ただただ楽しかったです!レーサーにのるのは初めてでしたが、漕げば漕ぐほどスピードが上がって、風が気持ち良かったです。また私は、手話を学んでいるのですが、聴覚障がいの方々と交流するいい機会にもなりました。ソイスポで出会った一人の聴覚障がいの方とは今でも交流を持ち続けています。障がい者スポーツを体験するだけでなく、新たなつながりもできたので、ソイスポに参加して良かったと思っています。とてもいい経験になりました。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
最終回となる次回はシンポジウムに触れながら、ソイスポ2019を実行委員の感想とともに振り返っていこうと思います。

ソイスポ2019実行委員長 下鶴賢太郎

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