ソイスポ2019 「成らぬは人の為さぬなりけり」

トリニータマーケティングからのメッセージ

今回から連載の始まるこちらの記事は、別途連載いただいているジェイリース株式会社様からの紹介がご縁でした。
「大分で障がい者スポーツに力を入れている団体はどこですか?」という質問に、ソイスポがあがり、代表の下鶴さんとご面談する機会を設けました。
下鶴さんの人を巻き込むバイタリティーとその裏にある想いに触れ、私たちもソイスポに関わりたいと思い、記事化のお願いをしました。計4回の連載を予定しています。
ソイスポの活動がより多くの方に認知され、彼らの描く社会が具現化されることを願っています。

はじめまして!シモケンです!

ソイスポ2019実行委員長の下鶴賢太郎と申します。あだ名はシモケンです。もともと福祉やバリアフリーな社会作りに興味のあった私。別府大学では手話サークルに所属し、その繋がりから聴覚障がい者のためのビーチバレーボール協会を大分市で立ち上げた牛尾洋人氏と出会うことになりました。彼の活動に協力するうちに、より現実的に障がい者スポーツを知ることができ、自らも障がいを持つ友人に声をかけ立ち上げたのがソイスポ2019です。

*レインボーカラーは多様性、渦巻きは多くの人を巻き込むことを表現。
Social Inclusive Sports Project 2019
(ーシャル・ンクルーシブ・スポーツ・プロジェクト2019)

ソイスポって何?

ところでみなさんはソイラテ、ソイジョイはご存知ですか?
これらは大豆を使った飲食物ですよね。
もちろんソイスポは大豆を使ったスポーツではありません笑
ではソイスポのソイはどんな意味なのでしょうか?
「みんなで一緒に」と覚えてください。
あくまでもわかりやすく解釈するための説明になります。

もともと福祉の世界でSocial Inclusion(ソーシャルインクルージョン)という用語があり、その意味は「社会的包摂」です。包摂とは包みこむこと、対義語は排除すること。すなわち「社会的包摂」とは社会から誰一人とりのこさず、包みこんでいくことを指します。私はインクルーシブな社会を次のように考えています。
「多様な価値観や違いを認め合い、お互いの存在を受けいれる社会」
そしてインクルーシブな社会を実現するには共通体験(みんなで一緒に何かすること)を積み重ねることが一番の近道ではないかと思っています。

ですからソイスポとは「みんなで一緒にスポーツを楽しんで、インクルーシブな社会を目指すこと」を意味します。言い換えると「スポーツの共通体験による心のバリアフリー化の促進」です。

ソイスポへの想い

次に私がなぜソイスポをやろうと考えたのか?
私がソイスポにおいて大切にしている3つの想いを紹介します。

①出会い不足は生きづらさに繋がる

人生を豊かにするには出会うことが大切で、出会うためにはツール(媒介となるもの)が必要だと私は考えます。私の場合は手話というツールを媒介にデフ(聴覚障がい者)ビーチバレーと出会い、さらにデフビーチバレーを媒介にたくさんの出会いを経験しました。
障がいの有無に関係なく人は出会いを重ね、交流していくことでお互いを理解していきます。福祉を学んでいた私は「障がいを持つ方々はその障がいの特性ゆえに健常者に比べて出会う機会が不足していて、それが障がいへの理解を妨げて偏見や差別を助長しているのでは」と思い、自然な形で楽しく両者が出会い交流できるツールはないだろうかと模索していました。

②社会参加ではなく双方向な交流へ

大分県別府市には中村裕先生が創設した太陽の家があり、障がい者スポーツ発祥の地です。障がい者スポーツはもともとリハビリテーションが目的で始まりましたが、次第に障がい者の社会参加という側面も出てきます。私はこの社会参加という言葉にどことなく違和感を覚えました。「そもそも障がいの有無に関わらず、みんな一緒に地域社会で暮らしているはずなのに」と。もし仮に健常者の社会と障がい者の社会があるとして、そこに障壁があるのならばお互いがお互いの社会に飛び込むことが必要だと考えました。障壁を突破するには双方向な交流をして相互理解を地道にするしかないのです。

③スポーツに越えられない壁はない

聴覚障がいのある方とビーチバレーボールをしているときに、不思議とコミュニケーションの壁を感じませんでした。夢中になってボールを追いかけ、笑顔で会話できるからです。脳性麻痺や脊髄損傷の車いすユーザーの方は健常者のバスケはできません。でも健常者の人が車いすに乗れば一緒にバスケを楽しむことができます。どんな障壁があっても工夫や配慮をして、みんなで一緒に体を動かせばとにかく楽しい!私は国境を越え世界の人を感動させるスポーツの力でインクルーシブな社会を目指すことにしました!

次回は実際のソイスポの活動内容を紹介していきます!
最後まで読んでくださってありがとうございました。

ソイスポ2019実行委員長 下鶴賢太郎

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