台湾の子供たちにサッカースクールを開催してあげたい②【番外編】

はじめにトリニータマーケティングより

「台湾での少年サッカースクール開催」への想いを記していただいていますが、現在の状況下で今後どのように進めていけるかは不透明です。
一方、日本国内ではあまり報道されていませんが、台湾はコロナ対策が非常に上手くいっている国の一つでもあります。

そこで今回の投稿記事は、本プロジェクトの中心的役割を担っている方に、「台湾におけるコロナウィルス対策事情」を中心にお書きいただきました。

あくまで個人の意見ということではありますが、私たちに日本国内に住む者にとって示唆を与えてくれることが多々あると感じました。
ぜひ、その観点でお読みいただければ幸甚です。

※本文はあくまで個人の体験・意見・感想です。
※新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。

台湾コロナウィルス事情

日本でも台湾は、感染を非常に抑え込めていると言う話を聞いていると思います。
私自身、2003年のSARSの際も、ここ台湾に駐在していたので、自分自身の身をもって、
台湾の感染に対する対応力の進化を感じています。

前回SARSの時は、会社からも帯同家族は、”即刻一時緊急帰国指示”も出て、ここ台湾は、
正に”陸の孤島”と言うべく台湾に駐在員たちは残されました。

日々、テレビで放映される感染状況を確認しながら、生活していました。
容易に空気感染してしまうのではないか? と言う怖さから、
自宅を出る際には、深呼吸をしてマスクを装着、”今日の夕刻に無事に自宅に帰れるのか?” と言う
気持ちで勤務、過ごし、自宅近くの病院側に面した窓には、ガムテープで目張りまで施し、怯えて生活を
していました。今思えば、“そんな目張りを施して、効果あるのかないのか?” と言う感じですが、そう言った
部分の知識もほぼ全くなかったわけです。

私だけではなく、台湾の街中が、そのくらい恐怖を感じていた、当時の2003年でした。
そのことから、ウィルス感染発生時、手洗い、マスクの装着、公共交通機関利用時のマナーと言った
基本的動作が、自然に身に付いています。

“台湾は、2003年のSARSの経験が、今回のコロナウィルス対応に大きく役立っている。”
と言うことを私自身も正に身をもって、感じていますし、そのことが、今回のコロナウィルス対応がスムーズ
に行われていることだと思います。

前回のSARSの際には、行っていなかった公共交通機関利用時のマスク装着義務
台湾政府は、今回も、本当徹底した対策実行しています。過剰なほどに、怖さを知っている台湾。

その強化対策の中、駅の改札前で、マスクを持っていない人と、駅員との押し問答。
その間を割って、マスクを持っていない人にマスクを差し出す、優しい台湾人の姿。
改めて、日本人が忘れかけている優しさを思い出し、ひと時、”ほっこり”しました。

先週の台湾島内、新規感染者数減少ではなく、とうとう、ゼロの日が、3日間ありました。
それでも、台湾政府は、気の緩みの無いように継続注意喚起をしています。

台湾事情・いくつかの事例と思うこと

外出規制に関すること

外出自粛を特に求めてはいませんが(日本と同じように喚起はしています)、感染者や濃厚接触者、海外から戻った人には、14日間隔離を徹底。隔離者には、1日当たり約3,600円の補償金を支給、違反者には、最高約360万円の罰金。
また、4月1日から、公共交通機関でのマスク装着が、義務化されており、未装着者にはまずは注意を行い、それでも従わない利用者には、違反者には、最大約5万3800円の罰金。
更に、4月9日からは、接客を伴うキャバレーやスナックの営業を禁止。違反者は、名前の公開を行っています。人との接触に一定の距離を保つよう繰り返し求めるなど、社会の気の緩みを強く警戒している。

店舗入店の際は、入り口で検温と手のアルコール消毒の実施・徹底

薬局でのマスク購入待ち等、並ぶ際は、間隔を空けることが徹底。
オフィスビルの入り口では、出入り口を極力一か所として、入退出の管理を徹底。
ビルに入る際には、ビルの管理人による検温と手のアルコール消毒の実施。
オフィスに入室時に各会社で検温の実施と手のアルコール消毒の実施。
オフィス内では、間隔を空けての席配置、会社によっては班を分けての隔週出社。

政府の規制力の強さと国民の従順さ/日本との違い

上述の通り、台湾には、罰金があります。何かと言うと罰金を支払うと言うくらい気軽?に罰金を科します。
歴史的な背景が国作り、政府の権限、強さに繋がっていると思います。
加えて、2003年のSARSの恐怖が、体に染みついています。
今日の命、明日の命が、危険にさらされた経験から、国全体として、ウィルスの怖さを
理解していると思います。自分の身は、自分で守るという基本的防衛本能は日本人よりも強いと思います。
一方で、日本政府は、権限もなければ・・・と言う話もありますが、海外から見ると、やはり第二次大
戦後の国の作り方が、そう言った権限のない状態を作り上げたのだと思います。それが良いとか悪いん
じゃなくて、そう言う風にするしかなかった。
そして、その後、見直されなかった。
パンドラの箱のように誰も触りたがらなかったのだと思います。
そして、日本国民のいい加減さ・・・これは、これも? これまでの日本の社会が生み出したものだと
思います。本当の恐怖を味わったことのない、平和ボケ? してしまった日本国民。
日本の良いところ? かも知れませんが私は、見直す必要があると強く思っています。

台湾の子供たち

このコロナウィルスの中、世界中の子供たちは、外で遊べず、強いストレスを感じていると思います。
台湾の子供たちも同じですが、感染に注意しながら、近くの運動公園で、サッカーを楽しんでいました。

世界の中では、比較的良い状況の台湾ですが、一日も早く、安心して、過ごせる環境になるように
今しばらくの辛抱をしたいと思います。

写真1:台北市内弁当販売の様子

写真2:台北市内デパートの様子

(投稿者:50代男性、台北在住。大分県臼杵市出身)

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