ボルネオでわかったこと|サラヤ×Trinita for Social〜vol.3〜

編集担当からのメッセージ
今回はサラヤの社員の方がボルネオに足を運んで分かったことと、ボルネオゾウの保護の活動をご紹介します。メディアからの取材を拒否せず、唯一、真摯に向き合った結果、世間からの誤解と冷たい視線を浴びることになってしまったサラヤ。しかしながら、彼らは本質的な課題解決のため、現地に足を運びアクションをし続けます。消費者のみならず、生産者・地球環境に対して向き合い続けるサラヤの企業としての姿勢をご覧ください。(担当 山本)

(本文)
サラヤ株式会社(以下、サラヤ)の「ヤシノミ洗剤」の原料の一つとしても使われているパーム油がボルネオの森林伐採に繋がっているかもしれない、と知ったサラヤ。今回の記事では、サラヤが実際にボルネオに足を運び、環境問題に対してどのようなアクションを起こしていくのかを紹介します。

ボルネオで分かったこと

テレビで紹介されたボルネオの環境問題が本当にヤシノミ洗剤によるものなのか?を確認するため、サラヤ社員は実際に現場であるボルネオへ足を運びました。
そして熱帯雨林が伐採されていること、そこで生活をしていた動物たちが絶滅の危機にあるという事実を知ります。そして同時に、そこで採れるパーム油は「ヤシノミ洗剤」ではなく、主に「食用」で利用されていることがわかりました。日本に輸入されているパーム油の85%は食用、残りの15%は工業用に使用されており、工業用の多くが大手企業による利用でした。つまり、「サラヤのヤシノミ洗剤を作るためにボルネオの熱帯雨林が伐採された」と言うには、あまりにも事実とのギャップが大きいということが分かったのです。
しかし、量の多少ではなく、ヤシノミ洗剤もボルネオのパーム油を利用していることは事実です。そして企業という枠を離れ、サラヤで働く社員を一人の消費者として考えれば暮らしの中でパーム油を利用している。サラヤは、企業としてだけでなく、生活者全員が向き合う問題としてボルネオの環境問題に取り組み始めました。

失われた自然と傷ついたボルネオゾウ

ボルネオの現地でサラヤ社員が目にしたのはヤシの畑へと姿を変え、失われていく森と、傷ついた動物たちでした。
中でもボルネオゾウはもともと森で生活していたものの、その場所が畑に変わったことで入りこんでしまい、ゾウに畑を荒らされるのを嫌う人間から攻撃を受けていました。サラヤは野生生物の専門家やボルネオ野生生物局と協力して、傷ついたボルネオゾウを救出、治療して森に戻す活動を始めることにします。しかしボルネオゾウを始めとする動物の住む場所である森がないため、傷つくゾウの数は一向に減りません。問題解決のためにはまず動物たちの生息域を確保することが最優先でした。
失われた森を取り戻し、そこに住んでいた生き物を守ろう。そのために必要な土地を確保し、生き物に必要な水を確保する。
そのためのプロジェクト「緑の回廊プロジェクト」がスタートしました。

写真:ゾウの救出の様子

次回、「緑の回廊プロジェクト」の実現のための問題とその解決にサラヤ社員がどのように行動したのかを紹介します。

これまでの話
vol.1:https://trinita-socialaction.com/?p=794
vol.2:https://trinita-socialaction.com/?p=939

サラヤ株式会社:https://www.saraya.com/index.html
ヤシノミ洗剤:https://www.yashinomi.jp/index.html
ボルネオ環境保全活動:https://www.yashinomi.jp/environment/
緑の回廊プロジェクト:http://www.bctj.jp/projects/green-corridor/

参考:
3分でわかるパーム油:http://www.bctj.jp/3minutes-palmoil/

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