「エコフレンドリーな消費行動」と「幸福度」の関係性とは?|市野 夏希

みなさん、はじめまして。
都内で大学生をしております、市野夏希(いちのなつき)です。
現在、法学部政治学科に所属をしていますが、最近ではミニマリズムや幸福哲学、環境問題などにとても興味があるので、関連した授業を履修したり、独学をしています。

7月はPlastic Free July (プラスチックフリージュライ)という、年に1度、使い捨てプラスチックの使用を減らそう!という参加型エコチャレンジが行われる月でもあります。

世界では177カ国以上から2.5億人もの人たちが参加をしているみたいで、今年は私もその1人です!
また日本では、7月1日からプラスチックレジ袋有料化の義務付けがされましたが、サステナビリティへの配慮を意識し始めている人も増えてきたのではないでしょうか。

そこで、最近見つけた研究結果がとても興味深く、今回はそれを共有できたらと思います。

早速ですが、皆さんはこのように思ったことはありますか?

「エコフレンドリーなものを買えば、地球にも優しいし、環境問題に貢献しているから気分が良い。」

ここで重要なのは、「気分が良い」というところです。
私自身も、可愛いエコバッグやステンレス製のストローをオンラインショップでみてたりするこの頃ですが、環境問題をしっかり考えている自分に浮かれちゃったりしてる時があります。

でも、環境を考慮してエコフレンドリーなものを買っても、個人のWell-being(幸福や健康)の向上には繋がらないということを知っていましたか?

アリゾナ大学の研究では、1000人もの学生を対象に数年かけて定期的に消費行動や精神的健康、環境に配慮した行動の調査をした結果、

エコフレンドリーなものを購入することは個人のWell-Beingには繋がらない一方で、環境を配慮して消費行動を少なくすることは個人のWell-Beingに繋がるということが分かったそうです。

これはすごく面白いなと思いました。
消費行動自体、人々を孤独にし惨めにするというような研究結果も多々あるため、消費をしている時点で人の幸福度が上がると考えるのは確かに違うような気もしますが、それでもなお、エコフレンドリーな消費行動がその人のWell-being向上には関係がないというのにはとても驚きました。

少し話が変わりますが、プラスチックストローではなく紙ストローを代替として使用しているお店に遭遇すると、使っている自分がサステナブルな生活をしているという実感が湧きますよね。
しかし、製造段階で排出されるCO2の量はプラスチックストローも紙ストローも変わらないとのことなのです。これも最近知った、驚きの事実です。
最近は様々なエコでサステナブルな商品の開発が進んでいますが、代替する商品の製造背景や成分などをしっかり知った上で、使うことが大切だと思いました。

またもう一つの驚くべき事実は、1988年から2015年までの世界の二酸化炭素排出量の71%を、化石燃料業界の100社が占めているということです。
我々の生活の中で、小さな努力をしていくのはもちろん大切なことですが、71%という高い数値を見てしまうと、地球を守るには迅速な化石燃料業界の変革が必要であるとも考えざるを得ないですね。

この事実も踏まえた上で、何かを消費するときは、使い捨てのものを使わない/買わないこと(紙ストローは使用後には捨てるのでマイストローでゴミの破棄を減らすetc)
そして、物を極力買わないことが大切だと思いました。
こういった消費者としての我々の行動によって世の中の市場は変化していくわけですから、我々の生活スタイルを変えることが企業の姿勢の変革に繋がることには間違い無いです。

ある本で出会った言葉「買い物は投票と同じである」

まさにその通りだと思いました。環境や経済、健康に悪影響を与えるようなものの買い物は、我々の後世のためにも控えることが必要なのかなと思います。
少ない消費活動ほど幸福度が上がるため、自身のwell-beingにも貢献できます。一石二鳥ですね!

今回紹介した、アリゾナ大学の研究結果は、環境に考慮した消費行動が個人のWell-Being にどういう影響があるのか、というものです。

自分の幸福度にそこまで関心のない人、そして買い物が好きな人は、この研究結果を無視して、エコな消費を引き続き続ければ良いと思います。
エコな消費ということで、環境負担の軽減に貢献しているには変わりありません。

あとこれは主観的な考えであり余談ですが、この研究結果はあくまでも「消費活動(購入)」の段階です。
生ごみや落ち葉、雑草などを処理して堆肥として使うコンポストを生活に取り入れてエコな生活を送るのは楽しそうですし、これは幸福度上がりそうな気がします。
私も今月から始めてみる予定です!

第二次世界大戦後に、日本は高度経済成長期を経験し、大量生産や大量消費をする消費社会になりました。
しかし現代は、最近よく耳にするワード「100年時代」であり、有形資産ではなく無形資産の重要性が謳われるようになり、今までの当たり前であった価値感も変わっていくでしょう。
そういった意味でも、人々の消費行動が将来どのように変わっていくのか、個人的に注目していきたいなと思います。

最後にはなりますが、みなさんは、エコを意識して買い物をしていますか?

日に日に深刻になってきている環境問題と、どのように向き合っていきますか?

Well-beingを向上させたい!環境問題にも興味がある!

そういった方は消費行動を減らす事から始めてみてはいかがでしょうか?

市野夏希さんのブログはこちら

 

関連記事一覧